[野良雲焼-005]鋳込み焼成2回目

前に作った六角形のコースターと一輪挿しの石膏型を使って鋳込みを行いました。

初回よりはうまく行った感じがしてます。自分の中では。

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コースターもだけど、なんか白い石膏(?)が一緒に剥がれてしまった。カリ石鹸の拭き取り不足なのか、石膏の質なのかわからないけど、、、。あと、パーティングラインがめっちゃ出てますね。。

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初期の石膏型でまた鋳込みをしました。前回よりはきれいだけど、やっぱ元の石膏型の質が悪いのが出ちゃう。

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余分な部分をカットして、表面を整えました。個人で1点ものとして作るならいいんだけど、数個作るって考えるとなぁ。。前回のWS用実験で得たこともあるので修正をしなくていい型をしっかり設計しないとだめだなと改めて思いました。

さて、今回は初回に使っていたホワイトマットの釉薬ではなく、新たに購入した銅釉や、透明釉に黒の色を混ぜたものを作り、使用してみたいと思います。

陶芸ショップ.comやカネアツ釉薬、伊勢久陶芸ショップから購入した材料を用意します。着色を初めてやるので失敗しても大丈夫なように必要分だけペットボトルに移し替えました。今回は透明釉に2.5%の黒顔料を混ぜてみました。ツヤグレーっぽくなったらいいなと思って。

そして前回釉掛けに失敗したので、今回は新たにスプレーガンでの釉掛けにチャレンジしました。

回転台に乗せてスプレーを吹いてゆきます。簡単に吹けるのはとてもいいなと思ったけど、風圧が強くて一輪挿しが動いたりするのであまり小さいのには使えないかもしれません。風圧を減らすと釉薬が出てこなかったりで、バランスを見極めて活用したいですね。

均等に掛けれた感じがします。が、マットな質感のせいでどこが厚くてどこが薄く塗られてるのかわかりにくいので、このあたりは慣れが必要そうです。

同じように銅釉も塗ってみました。今回は結構いい感じになるんじゃないか。。。?(期待)

窯入れします。焼成に半日かかると思ってたら、冷却に時間がかかり結局丸1日コースだということがわかったのでタイミングを考えて作っていかねば。。。

ということで焼き上がりです!今回は前回よりだいぶ進歩した感じがします。釉薬が主張しているのでそれに助けられた感じもありますが、それもまた学びというか武器として認識することにします。

銅釉の方はアンティークな仕上がりに。おそらく釉薬が暑い部分はザラっとした感じになると予想。中央部分がスプレーガンで厚くなってしまった感じがします。でも個人的にはいい味出してて好きです。

透明釉の方は黒の顔料を入れたにしてはブルーグレーと言う感じがしました。顔料が溶け切らなくて粒になってところどころに出てきてるのも味になってます。
「味」という便利すぎる言葉に頼らないようにしたいですが、気持ち的には満足です。

初回に対して大健闘した感じですが、実際はまだまだマスターピースとの形状の違いや釉薬の厚みなども含めていろいろ検討事項も出てきてて永遠にプロトタイピング出来る感じがしてきてます。

これからも継続してものづくりしてゆく予定です。

ではまた。