Electric skateboard

今日電動スケートボードは多くのメーカーが販売しています。TinkerJPでは今回その中でも2点のスケートボードを入手したのでレビューしてみたいと思います。

1.AUTO SKATE 800

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2.DIY Electric skateboard

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第一印象

(1.)は比較的安価なオフロードでも楽しめる電動スケボーです。操作は専用の無線コントローラーで行います。通常のスケボーが800mm*200mm程度のサイズなのに対し、こちらは1120mm*530mmのかなり大型で、バッテリーもシリコンバッテリー(いわゆるバイクや自動車に使われるバッテリー)を使用しており、重量も32kgと一人ではとても持ち歩けない重さです。IMG_4804

(2.)は従来のスケートボードの形状を損なわず、電動化しているタイプです。こちらはリチウムイオンポリマーバッテリーとブラシレスモーターを使用しているため、かなり小型軽量化に成功しています。値段は比較的高額になっています。ただしこちらは市販のスケートボードに換装して自分で組み立てる「自作キット」のため、完成品よりは安いです。(それでも高いですが)

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乗ってみる

1.全体的に大きいため、乗り心地は安定しています。スピード調整はコントローラーのトリガーで行います。コントローラーが無線のため、邪魔にならず操作しやすいです。タイヤは空気注入タイヤなので、50mmの縁石程度ならば問題なく乗り越えられます。スターティング〜20kmくらいは比較的安定してますが、停止しようとするとモーターのブレーキが強くかかってしまいそこのコントロールが難しいです。大型で重量もあるため、緊急時の停止に少し不安があります。コントローラーの電池切れが早く、バッテリーが切れるとただのクソ重い台車と化すため、予備のバッテリーを持つ必要があります。持ち帰るのが非常に大変でした。

2.コンパクトなので片手でも持ち歩けます。通常のスケボーに取り付けているため小回りが利き、緊急時はすぐ降りれるのでとても気楽です。保管場所にも困らないです。乗り出しが(1.)より不安定で少し唸り、不安になりますが、走行中は気になりません。ウィールが83mmのウレタンウィールなので、縁石はそのまま突っ込んで乗り越えるのは難しいです。コントローラーはwiiのコントローラーをArduino互換機でHackして使用するタイプで、走行だけでなく、バックも出来ますが、ケーブルが短く、ちょっと取り回しがしづらいです。ちゃんと固定しないとピンが抜けちゃったり。。

 

結果

2の方が断然良いだろうと予想していたのですが、実際はどちらも一長一短でした。アクティビティとして楽しめるのは(1.)かもしれません。車高が高く、オンロードでは安定した乗り心地で、さらにオフロードでも楽しめる。一つの乗り物として楽しめました。ただ、重い。デカい。それに尽きます。置く場所も無いし持ち運びが大変なので、近くに遊べる場所が無いとタンスの肥やしになること請け合いです。
そういう手軽さで言えば断然(2.)に軍配が上がります。電動スケボーで街乗りが出来るようになると、通勤にも良さそうです。軽いので電車での旅行でも持っていけそうです。

多少携帯性を犠牲にして、遊ぶ時だけ(2.)のタイヤを小型の空気注入タイヤに換装するという方法もあるかもしれません。(そういったモデルも存在してます)コントローラーの無線化は比較的重要度は低いように思えます。ケーブルを長くすればそれで良い気もする。ただ、スピードを上げようと低姿勢になった時にケーブルが後輪に巻き込まれることがあったので、カールコードとかにできたら良いのかもな〜

なんにせよこれから(2.)をいろいろ弄ってもう少し改良しようと思います。