少し前の記事をまとめてみます。
野良雲焼の次の可能性として3Dプリンタで磁器土を整形するという検討していました。
その際に実際にハードウェアとしての部品は設計しつつ、ソフトウェアとして磁器土の特性に合わせた設定(大きな口径、速度やサポートの有無、充填や動きなど)を行うには汎用スライサーでは逆に手間がかかるため、必要な要素を含めて造形データを直接書き出す方法を考えていました。
今回はrhinocerosというモデリングアプリケーションのプラグインであるGrasshopperを使い、直接3Dプリントデータを作る実験をしたまとめです。まずは結論から。

このような太いノズルの積層ピッチを活かした造形物ができました!かわいいでしょ?
xより
このように太いノズルから一筆書きのように出力することができます。


Grashopperのコードは後日公開できればと思ってますが、とりあえずはテストを進めます。
通常3Dプリンタは平面方向に造形出力を行い、その後Z軸を積層ピッチ分移動してから再度動き始めます。この動きをGcode編集してXYZの同時動作させることも、直接コード生成することで可能になります。
いくつか出力テストを行ったことで磁器土の場合にどのパラメータを調整するかなどを考えるきっかけになりました。
ちなみに今回の実験の成果物はMFT2022に出展していました。観てくれた方もいたかもしれません。これからも色々と実験してゆきたいと思ってます。