[野良雲焼]磁器にレーザー彫刻するプロトタイピング

今回はテクノロジーと磁器をテーマにプロトタイピングしてゆきます。
MR.CARVE C2で磁器をレーザー加工するテストとして磁器土のピースを複数用意し、細密なデータを作成して加工してみました。

キャラクターの加工も特に問題なくできました。ある程度の加工面がある場合、フラットに削ることは難しく、加工面が荒れます。これはこれでテクスチャとしてなにか使えそうです。
テストピースがフラットでないため反ってしまいました。また、釉薬の溜まりができてうまく線が浮かばなかったですが可能性は感じる結果に。
施釉しなかったものはかなり見づらくなってしまいました
少し強めに彫り加工したもののほうが模様が浮かびやすいです。釉薬の色の濃度をもう少し調整すればよりきれいに見えると思います。
彫りが浅いものは釉薬で色が沈んでしまいました
面白かったのは一見ただ透明釉をかけただけのように見えるピースが。。。。
光をかざすと模様として浮かび上がるというものです。これは作品として応用できそうなのでこれから表現を掘ってゆくつもりです

今回磁器土をレーザー加工するということが初の試みでしたが、いくつかの学びがありました。特に磁器という光を透過するマテリアルを使うことで光の有無で表情を変えるような表現ができると面白いなと考えています。今度これらのノウハウを使って作品を作ってゆきたいと思います。