安価なレーザー加工機をハックします

3Dプリンタに代表されるデジタルファブリケーション機材の中で、Laser engraving(cutting) machine (レーザー加工機)というものがあります。

これは物体(主に板材)にレーザー光を照射し、任意の形状に焼き切る機械で、アクリル板やシナ合板、MDF、ボール紙、牛革等、様々な素材を加工出来、また、レーザー出力を調整することで、彫刻のような処理も可能です。データも2DのCADデータや、jpg画像も加工出来るため、3Dモデリングが必要な3Dプリンタより導入の敷居が低いのが魅力です。lasercut
革にレーザー加工した例

そんなレーザー加工機ですが、価格は200万円近くするものが多く、個人で買うのは中々難しいというのが実状です。
とはいえ都内には様々なMaker Spaceがあり、時間貸しや受注生産に対応している場所も増えてきていますので、レーザー加工機を使いたいという方はそういった施設を利用するのがよいと思います。

さて、高価なレーザー加工機ですが、実は中国製の安いものであれば20万くらいで手に入ります。今はクラウドファンディングで9万円ほどで販売するものも出てきています。
が、正直あまりオススメはしません。職業上こういった機材を使う機会があるのですが、やはり精度、出力、メンテンスの容易さ、サポート、ドライバソフトの使い勝手。。。どれをとっても高価なレーザー加工機には遠く及びません。

あたりまえといえばそれまでですが、3Dプリンタには安価なタイプにハイエンドには無い利点も少しはあるのですが、レーザー加工機は安さくらいしかメリットが無いです。(そこが一番大きいという人も当然いると思います。僕もそうです)

それでも、融通の聞かない我儘で手間のかかる安価なレーザー加工機を使ってデジタルファブリケーションライフを送りたい酔狂な人たちの為の人柱として、最近中古で購入したレーザー加工機のレポートをしてゆきたいとおもっています。

さて僕が中古で購入したレーザー加工機は株式会社Hotproseedの「Blaster」というタイプになります。

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40W水冷タイプで200×300mmの加工範囲、それなのに筐体は810×500×250mmと大型。WindowsからMoshiDraw2014を使って制御します。
購入時、ウォーターポンプ、コンプレッサー、排気ファンが欠品していたため、まずはこれらの代わりになるものを用意しないといけません。
とりあえず手持ちに小型のコンプレッサーがあったのでそれを流用します。ポンプはアマゾンで安い水槽用のものを購入してみました。あとは排気ファンを用意して稼働確認をしたいと思います。