Filament Pelletizer

よく3Dプリンタを使う方には共感していただけると思うのですが、出力を重ねてゆくと希望の造形物よりも素材が少なくなり、中途半端な長さのフィラメントの状態で使い切れずに残ってしまうことが多くあると思います。
これらの活用法として、小さな造形物を制作することや、フィラメント同士を結合するツールを作成し、短いフィラメントをつなげて制作に使うなどが挙げられると思います。

今回は、余ったフィラメントを細かく分割(ペレット化)し、溜めておくことで射出成形やフィラメント製造機での利用ができる状態で保管できるようにする「Filament Pelletizer(フィラメントペレタイザー)」を制作したいと思います。

こちらはprintablesで公開されているオープンソースのペレタイザーを3Dプリンタを駆使して制作してゆきます。

3Dデータも材料リストもこちらに掲載されていますが、いくつかのパーツが日本で手に入れづらいものもあるので、調整します。

材料

上記はサイトのキャプチャに番号を振ってみました。

はルーター(トリマー)ビットです。日本ではトリマービットは6mmのシャンクのものが多いと思いますし、接続するベアリングもmm単位のものが多いので6mmシャンクのこちらのものを再選定します。(こちら一部軸径が8mmになるので3Dデータも調整します。)

③ベアリングです。トリマービットに合わせて変更します。こちらにしましたが、1点はビットに付属のものを使うので1点しか使いません。

④は家に転がっているものを使ったので特になんでもいいかと思います。

⑤のベアリングはこちらにしました。特に問題なさそうです。

⑮はボトルですが、ミルクボトルは大きい&日本で簡単に入手できないのでペットボトルに入れる仕様にします。

残りのワッシャーボルト類は東急ハンズで揃えました。お近くのホームセンターで入手できると思います。あと、なぜかM5の20mmのなべ小ねじがリストに入ってなかったのですが、ベアリング固定用に必要です。(そしてワッシャーは面倒なので使いませんでした。。。爆)

上記以外にインサートナットというボルトを留めるためのパーツが必要です僕はこちらを購入しました。でもコーススレッドや長いタッピングネジなど、工夫すれば買わなくても代用できると思います。今回はなるべくデータに沿って揃えることにしました。それに伴い、熱挿入用にはんだごてが必要です。また、上記のインサートナットは外形が結構大きくてCADで指定している穴だと入りにくい+溶けたフィラメントがネジに詰まるような形になったので、4mmのドリルで穴を広げました。

3Dプリント

3Dデータをこちらダウンロードし、3Dプリントしますが、こちらも少し調整しました。

collection adapter.stlseal.stlの2点は日本のペットボトルと径が合わないので使いませんでした。
代わりにペットボトルとつながるパーツを制作しました。

キャップを押し込んで固定できる様になってます。必要に応じて接着をする予定です。

キャップはそのままではペレットが落ちてゆかないので、天面に穴を空けます。


また、small gear.stlcentre plate.stl(centerじゃないのか?)は穴径を8mmにします。僕はデータ修正が面倒なのでドリルで穴を広げました。window.stlは透明のアクリルを推奨してますが、今回は3Dプリントしました。

3Dプリントの精度にもよりますが、それぞれの穴をドリルで一度さらってあげるとネジ止めするときにスムーズです。

作り方

上記動画がかなりわかりやすく紹介されていますので、CADと合わせて作り方に問題はあまり無いかと思います。

組み立て完成です。

使ってみる

実際に使ってみて改善点が浮かんできました。
まず使用中にだんだんとペレット化ができなくなり、途中からフィラメントを吸い込むだけでカットされずにボトルの中に入るようになってしまいました。分解してみるとフィラメント送り先からトリマービットがかかるパーツspacer B.stlがフィラメントに負けて潰れてしまいました。

そこで、0.1mmのステンレス板を両面テープで貼り付けて強度を上げました。

これでしばらくペレット化出来そうです。また、改善点など出てきたら紹介しますね。
それでは!