300mmを超える比較的大きい木材加工を行う必要があり、PROVerXL 4030を購入しました。
同等加工サイズで有名なMODELA MDX-50は150万円クラスなので、13万円と1/10以下の値段で買えるこちらのCNCで対応できれば大分安く上がります。特に今回は木材の切削なので、軽金属の加工や、高精度加工などではないので誤差0.5mm程度であれば許容できそうな使い道ということでこちらにしました。
商品はセミアセンブルで、ある程度組み上がっているので特に問題なく作ることができました。（写真撮り忘れ。。。）
サイズが641 x 755.5 x 580mmと結構大きいので、設置場所は気をつける必要がありそうです。
310mm*310mm*60mmの木材を加工するため、固定位置を少しオフセットして加工しました。実際には短手方向でもリミットスイッチを限界まで移動して310mmは加工できそうです。
乗り出しでかなりいい感じに加工してくれます。切子がまあまあ飛ぶので防塵の対策をしたほうが良さそうです。
材料の固定はマスキングテープと瞬間接着剤で行ってある程度うまく加工できてましたが、切り込み量が大きいと負荷に耐えられずに固定が外れてしまうことが発生したので、XY方向に固定するブロックを置いたほうが良さそうです。こちらは後日テーブルごと加工したものを紹介します。
木材の加工は木目方向によって強弱が大きく変化するので、年輪の部分でガタツキが出ることがあります。こちらも切り込み量や切削速度で変わると思いますが、設置方向でも大きく変わると思うので、注意が必要です。
概ね許容範囲の加工精度で加工ができました。色々修正や調整箇所はありますが、金額に対してマシンの出来に文句は無いレベルです。今回はNCデータはDeskProto7を使って制作し、CNCjsでコントロールしてます。こちらも特に相性など悪くない感じです。これから本番加工に向けて色々チューニングしていきます。
