DIY can stove [002]

自作アルミ缶ストーブ制作の加工後半です!

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前回は底面・内筒の制作を行いました。
今回は上面の加工を行います。

4.上面パーツの加工

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上面パーツ加工には電動ドリル・1.8mmドリルビット・マスキングテープ・サインペン・定規・コンパスカッターを用意します。

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缶にマスキングテープを1周ぐるりを巻き、サインペンで始点終点が分かるように印を付けます。

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マスキングテープを一度剥がし、全長をジェット孔の数で割った長さに印を付けてゆきます。
今回は円周が166mmで、孔数を16に設定したので、10.4mm間隔で印をつけています。

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再度マスキングテープを巻き直し、目印を参考に、缶底台形部分に改めて孔用にサインペンで印を付けます。これで均等に印が付けられました。

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目印を参考にドリルで穴を開けてゆきます。あまり無理に力を入れると滑ってしまい、危険なので、ゆっくり作業します。ポンチを持っている人は先にポンチで打っておくとずれにくいです。

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穴が空きました。これがジェット孔になります。

5.注ぎ口の加工

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コンパスカッターを半径15mmに設定します。

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缶の底面にコンパスカッターで溝を入れます。側面より硬いので少し強めに刃を入れます。

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コンパスカッターだけでは難しければ、カッターで刃を強く入れて一部貫通させます。あとは指で押すとグリンと剥がれます(アルミで手を切らないように十分注意してください)

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これで全てのパーツが整いました!

6.番外編-表面加工

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この工程は省いてもいいです。
表面をスポンジやすりで磨くことでパッケージの塗装を剥がし、アルミの地をだします。ストーブに「果汁◯%」とか「糖質◯%オフ」とか見えるとちょっと情けないので剥がしてしまいます

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やすりは塗装剥がしには3M社のSUPERFINEがおすすめです。つるつるにしたい場合はもっと細かいものでフィニッシングしてください。

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内部は見えないのでサボります。底面だけ少しやすっておくと良いでしょう
これで完成です

7.嵌め合わせ

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下パーツに内筒パーツを入れ、上パーツを上から嵌めます。下にいくにつれて固くなりますので、少し力を入れてガッチリ嵌めます。

これでアルミ缶ストーブの完成です!!

8.点火実験

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燃料用アルコールとライターを用意します。
注ぎ口の丸い穴にアルコールを必要量注ぎ、火を付けます。

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ゆらゆらと注ぎ口内に火が灯ります

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1分を過ぎるとポツポツとジェット孔から火が出てきて「ゴー」という音に変わり、強い火が出るようになりました。動画は点火後1分経過頃から撮影してます。

次はお湯が湧く時間等性能評価、フィールドテストをして、改良点の算出等行いたいと思います!

ありがとうございました。